ハナラボの角です。金曜の連載、考えるシリーズ第5回のテーマは「選択」。人生は選択の連続です。何かを選び、何かを諦め、覚悟を決める。その繰り返し。
20代の私は迷ってばかりでした。何を選んでよいかわからなかったし、選択によって自分の人生にどんな影響があるのかもわからなかった。若いときの方が選択の幅は広いはずなのに、すごく狭い世界の中で数少ない選択肢から選ぼうとしていました。
もっと可能性を広げて考えればよかった、そう思う反面、結局のところ選べるのは一つ。結局、やってみないとそれが自分に合っているのか、合っていないのかわからない。やってみることで、視野や経験が積み重なり、もっと精度の高い選択ができるようになるんだと思います。論語に「40にして惑わず」という言葉がありますが、失敗や挫折も含めてさまざまな経験を経て、自分の価値観や意志で選択できるようになるという意味ですよね。
一つ選ぶことで、ほかの選択肢は捨てないといけない。捨てなければ、先には進めない。選んで捨てて、先に進む。そうすると、また新しい選択肢が現れる。でも、その選択肢は、以前の選択肢よりもはっきりと、自分の進むべき方向に近づいている。そうやって選択を繰り返すことで、迷わない自分に近づいていくのだと思います。それでも、やっぱり死ぬまで、何かを選んで何かを諦めて・・を繰り返していくんだろうな。
誤解しないでほしいのですが、例えば「仕事」と「子育て」を二者択一で選ぶのではなく、「仕事と子育ての両立」を選択することもあります。選択、というのはそういう意味です。
だから、20代で進路を決めるとき、就職するとき、結婚するとき・・・迷って当たり前だし、迷わない人は本当にすごいなあと思います。私の場合は、直感で選んであとから迷うというパターンが多かったんだけど、それでも迷うことには変わりないですよね。迷うのは経験がないから。そう気づいてからは、まずやってみることにしています。
若いときは経験がないから、周囲の意見に左右されることも多いけど、結局は自分の人生の責任は、自分にしか取れない。誰でもない、自分の意志で選べばこそ、失敗しても後悔はないはずです。そもそも、人生には失敗などなく、次に進むための経験でしかない、そう思います。意志を持って、自分の人生を選びとる。そうありたいと思っています。
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3/17に、まさにこの「選択」をテーマにした、「何を選び、誰と生きるか」について語り合うトークイベントを開催します。このテーマについて話したいと思った方、ぜひ参加してくださいね!
◯<3/17開催>学生と社会人の女子会♪「私という運命について」を観て、語る。
https://hanalabs.net/blog/event/6377/
[…] 2014年3月7日(金)「選択」について考えるhttp://hanalabs.net/blog/news/6204/ […]