こんにちは、ハナラボの浜島です。5月11日からスタートした「ヨコハマハコ入りムスメプロジェクト2014」の2日目のレポートをしたいと思います。
5月11日の第1回目は「ハナラボインターン生の成長」をテーマに行ないましたが、今回から本格的にプロジェクトに入っていきます。第2回目の今回は、記念館のこと、記念館周辺や山手地域、そして大佛次郎のことを理解し、これから半年間取り組むテーマを決めるところまでを行ないます。
この日の流れは、こんな感じです。
- 記念館周辺のフィールドワーク
- 記念館の見学
- 大佛次郎&記念館についてのレクチャー
- スタッフへのインタビュー
- 記念館、周辺、大佛次郎の資源・課題・気づいたことをシェア
- 取り組みたいテーマを考える
- チームを決める
記念館周辺のフィールドワーク
この日はフィールドワークからスタートです。
この日は山下公園あたりでトライアスロンの大会をしてました。私たちが見たのは自転車パートでした。
大佛次郎を知る上で欠かせない「HOTEL NEW GRAND」も中には入らなかったけど前まで行きました。
横浜マリンタワーは1階部分だけですが、見学もしました。
フィールドワークは、横浜市役所の太田さんにガイドをお願いしました。
ちなみにですが、この日の天気は最高でした!
大佛次郎記念館の周りは、たくさんのバラや花が咲いていて、カメラを持った人や家族連れが多かったです。
「記念館の見学」と「大佛次郎&記念館についてのレクチャー」
帰ってきて記念館の中を見学。第1回目はガイドなしで見学しましたが、第2回目のこの日は記念館の方にガイドをしていただきました。大佛次郎が集めた本たちも見せていただきました。大佛次郎は自身の本好きを冗談まじりに文章にしてますが、実際にその量を見ると圧倒されます。
スタッフへのインタビュー
次は、大佛次郎記念館のスタッフの方にインタビューです。インタビューの前に「インタビューの目的」を事務局から説明しました。
- 横浜、記念館周辺、記念館、大佛次郎の魅力や資源を探る
- 記念館の取り組みを知る(何を?何のために?その成果は?改善点は?)
- 記念館の課題を探る
- スタッフの仕事や人柄を理解する
- スタッフの想いを理解する
しかし、いきなりインタビューに入ってしまうと話をうまく引き出せないので、インタビューでする質問をそれぞれ考えてもらいました。
そして、事務局からは最低限聞いてほしい項目を提示しました。この3つの質問については、どのタイミングで聞いてもOK!にしています。
- 今の仕事に就いたきっかけを教えてください
- この1年、どんなことに取り組みたいと思っていますか?
- 5年後、記念館がどんなふうになったらいいと思いますか?
ざっくり言いますと、「過去」「現在」「未来」は必ず聞いてもらいたいと思いました。スタッフのみなさんが「現実(現状)」をどう捉えていて、「理想(未来)」はどうしたいと思っているか。
インタビューのポイントは、下記の7項目です。
- 仮説や思い込みを捨てる
- 話していることがすべてではない
- 色々な聞き方で「なぜ?」を繰り返す
- 一般論に注意!
- 相手に気持ちよく話してもらう
- 必ず全員が質問する
- 必ずメモをとる(喋っていない人がメモをとる)
インタビューをしたことがある方ならわかると思いますが、インタビューに慣れていないと自分の思い込みで話を聞いてしまい肝心な部分を聞けていないことがあります。特に、インタビューの相手に共感した時ほど注意が必要です。例えば、「ハナラボが嫌いです」と聞かれれば「それは、なぜですか?」と聞けますが、「ハナラボが好きです」と言われれば「ありがとうございます!」となってしまい「なぜ?」を忘れてしまいます。
今回のハナラボインターン生たちは、インタビューがうまかった気がします。スタッフの方たちも、一生懸命話してくれてましたので、インタビューした内容は良いアイデアに繋がると感じました。
記念館、周辺、大佛次郎の資源・課題・気づいたことをシェア
次に、今日のフィールドワークやインタビューで気づいたことをシェアします。一人一人が気づいたこと、感じたことをシェアして、感想や意見をもらうことで新たな気づきを得たり、他人の気づきや意見を聞くことで、自分では気づかなかったことを知ってもらいます。
まずは、グループでシェアします。ポストイットに気づきや感想をたくさん書き出して模造紙に貼ります。
さらに、全体でシェアします。
気づきや感想をシェアすることを、ハナラボのプログラムでは何度もするのですが、女性はこのシェアの時間の使い方がうまいと感じています。自分と他人の気づきや意見を利用できるのが女性の強みのように感じます。
取り組みたいテーマを考える
次は、いよいよ自分の取り組みたいテーマです。今後、4ヶ月間をどのようなテーマで取り組むか?下記のように考えてもらいました。
<現実>がどのような<理想>になってほしいか。大佛次郎記念館周辺のフィールドワーク、スタッフの方へのインタビューで「現実」「現状」がわかりました。その「現実」「現状」をどうようにしたいか?どのようになってほしいか?を出しました。
今日1日、フィールドワークとインタビューを同じようにしてきましたが、それぞれが考えることは個性がありますね。そして、出てきたテーマを、ジャンル分けします。
チームを決める
チーム分けですが、ジャンル分けした内容別にチームを分けました。近い内容のテーマや考え方でチームになってもらいます。4チームが出来上がりました。チーム名は「ぽちみん」「インドア」「BOB」「チーズ」です。意味がわからないと思いますが、いつもこんな感じです(笑)中間発表会や最終報告会で直接インターン生に聞いてください!
そして、今日はここで終わりです。最後に、今日一日で感じたことを共有しました。ここでは、私たち事務局も含めて全員で感想を共有しました。みんな、しっかり自分の感想が言えて、すばらしいですね。次回は、チームごとにアイデア出しです。