こんにちは!インターンのまこです。
先日行われたハナラボトークセッションの様子を、参加者の視点からお伝えします。角さんのブログもあわせてどうぞ!
初の開催となった、ハナラボトークセッション。私はハナラボのインターンではありますが、この企画・運営には全く関わっていなかったので、どのようなイベントになるのかとても楽しみにしていました。
イベントは19:30スタートだったので、一緒に参加する友達とご飯を食べてから会場に向かいました。会場は赤坂にあるWOWOWさんの本社。すごく素敵なところです。これからもハナラボのイベントで会場になるようなので、みなさんぜひ来てみてください(笑)
まずは、4人グループで自己紹介。どうして今日参加しようと思ったのか、などをお互いに話しました。ちなみに、今回は学生よりも社会人の方の申し込みが多かったそうで、私のテーブルの学生は私だけでした。普段、社会人の方と話す機会があまりない私たちにとっては、とても貴重な機会ですね。
第1部は、ゲストスピーカーの黒田幸さんのお話を聞きました。進行は角さんとハナラボ社会人スタッフのありささん。黒田さんはKARAFURUという会社で、伝統工芸の継承に取り組んでいる方です。販売しているアクセサリーを実際に持ってきてくださったので、近くで見ることができました。すごく素敵で、思わず買いたくなってしまいました♡
そんな黒田さん、いまの活動を始めるまでには、いろいろなことがあったそうです。様々なメディアの取材を受けている黒田さんですが、普段は話さない昔のことまで、特別に話してくれました。ここには書ききれないのでトピックをあげるだけにとどめますが、防衛大学校での日々、イタリアへの留学、そして歌舞伎関係の仕事を経て起業した、ということなどなど。
見た目だけではとても防衛大学校にいたとは思えないし、「イタリア→歌舞伎」などもすぐにつながらなかったのですが、黒田さんの話を聞いて納得。どんな経験ものちのち生きてくるんだろうなあ~と、そんな風に思いました。
また、KARAFURUがやっていることや、目指しているものについてもうかがいました。年配の職人さんには仕事がくるけれども、若手を育成する余裕がない、といったような日本の伝統工芸をめぐる状況があるそうです。私が今までに興味を持っていなかった分野だったので、初めて知ることがたくさんありました。ちなみに、職人さんはとてもアグレッシブな方が多くて、黒田さんが一番初めに連絡をしたときにも、「まずは一回来てみろ」といった感じで、スムーズに進めていけたそうです。ちょっと意外でした(笑)
そして、KARAFURUでは最近受注生産を始めたそうなんですが、どうしても、商品がとどくまでに時間が生まれてしまう…。そこをもっと楽しくできたらいいのではないか、と黒田さんは考えたそうです。
そこで、この場にいるみんなで「待つことが価値になる体験」をデザインすることになりました。ここからが、このイベントの第2部である、「アイデア発想ワークショップ」です。1日お仕事をしてお疲れの方もいらっしゃったと思うのですが、普段とは違う部分をフル稼働させて、みなさん頑張っていました(笑)
まずは、2人組になって、お互いの「商品が届くまでに待った経験」をインタビューしあいます。
私のペアは社会人の方で、KARAFURUの商品も持っているそう!今回参加されたのも、黒田さんとのつながりで。大学では美術を学んでいたこともあり、家具職人の友達がいたり、お友達のためにウエディングブーケをつくることもあるらしく、良いものを待つことは全然辛くないと言っていました。そういう感じで、モノづくりをしている人と近い関係にあるから、新しい使い方を提案することもあるらしい!!
一方の私は、何かをオーダーした記憶などがすぐには思い浮かばず…。ぱっと頭に出てきたのが「行列に並んで待つ」ということだったので、この話をしました。あとは、○○限定ってあるとつい買ってしまう、とか「待つ経験」からは外れた話もしていたように思います…(笑)
続いて、インタビューした内容から、相手がどのような「待つ経験」を望んでいるのかを整理していきます。次はアイデア出し。どうしたら、相手の望む形に近づくのか、思いついたことをどんどん書き出していきます。
ある程度アイデアがあがったら、お互いにフィードバックをします。ちなみに、ペアの方は私について、「楽しいことがこの先に確実にあるとわかっていたら、どんなに辛い状況でも待てる」といった感じで考えてくれていて、確かに!と思いました(笑)自分では意識していなかったこと(価値観など)に気付ける場でもありますね。
そして、出したアイデア&フィードバックをもとに、アイデアをひとつに絞ります。しかし、このハナラボトークセッションは、アイデアをまとめるだけでは終わりませんでした。なんと、アイデア(の一部)を実際に作ってみて!と言われたんです。「はさみ・のりもあるから~」と角さん…(笑)
ただ、私は絵心やセンスが全くないので、なるべく絵を描くことは避けたい。そこで、立体的な作品を作ってみることにしました。折り紙でハコの作り方を検索して、やってみると、ふた付きの立派な箱が完成!ネットってすごい…(笑)
せっかくなので、私のアイデアを紹介します~!
「私も一緒につくっている!」と感じられるシステム☆
- 『待っていた日記』が届く!
注文してから届くまでの出来事が書かれた紙が商品と一緒に届きます。紙に書かれているのは、作業風景だったり、待っている間の気持ちだったり。その紙を見ながら、今日までの日々を思い出せる、といった感じです。その日記に書かれていることは、コミュニティーに投稿してあるものがベースになっています。コミュニティーに参加すればするほど、『待っていた日記』が充実して自分オリジナルのものになっていくんです。
- コミュニティーの詳細
ある商品を作る人・持っている人・待つ人たちが繋がれるコミュニティー。
作る人→作業風景をアップ
持っている人→商品を使っている様子を載せる/新たな使い方を提案
待つ人→ひとこと日記を書ける(作る人から返事が来るかも?)
ちょっと、自分のアイデアに傾きすぎて、「私も一緒につくっている」と感じられるのがあやふやになってしまいました…。でも、短い時間でよくここまで考えられたなあ、と満足しています。
といったような感じで、みんなでアイデアをシェアしてイベントは終了になりました。それぞれのアイデアを聞くのも、とても面白かったです!たくさんの方との出会いもあったり、素敵な時間になりました^^
予想以上の長文になってしまいましたが、参加レポートは以上です~!
[…] ハナラボトークセッションに参加しましたhttp://hanalabs.net/blog/news/6321/ […]