2/25に開催した、ハナラボトーク&アイデアセッションのレポートをお届けします。日本の伝統工芸の継承に取り組む、KARAFURUの黒田幸さんをお迎えしてのセッション。当日は30名程度の女子大生&女性社会人が集まりました。
ハナラボトーク&アイデアセッションとは、何らかの社会課題に取り組んでいる方をゲストにお呼びしてお話を聞いたのち、その課題解決に繋がるモノやサービスのアイデアを考えるイベント。今回は第1回で私たちも試行錯誤しながら組み立てていきました。だから、反省点もいっぱい。それも含めて書いてみようと思います。
まずは、黒田さんに私&ハナラボ卒業生の中村からインタビュー。学生時代のお話から日本の伝統工芸の現状まで、なぜ、KARAFURUを立ち上げるに至ったのかをお聞きしました。黒田さんの経歴はとてもユニークなんですよ。なんと、紛争地域での仕事したい!という想いで、防衛大学校へ。完全なる男性社会の中で、当然ながら自衛官としての訓練も。想像しがたい世界ですが、黒田さんのしなやかさと粘り強さが磨かれた場だったんだろうなあと思います。私だったら耐えられそうにありません(汗)。
ここだけでも面白いですよね。だから、学生時代から現在までの軌跡をお聞きするとしたら、やっぱり1時間はかかってしまいます。でも、夜のイベントだからどうしても時間が足りず、30分が限界。参加者のみなさんも聞き足りなかったと思います。ここは工夫の余地がありますね。
その後、黒田さんから活動する中で見えてきた課題をテーマにアイデアセッションを行いました。今回のテーマは「待つことが価値になる体験をデザインする」。これまでは「伝統工芸を使ってどんなものをつくれば売れるのか」を考えていたけれど、売れ始めると今度は生産が追いつかなくなる。職人さんが一つひとつ作るものだから大量生産はできない。だからこそ、無駄に商品を作らず、欲しい人に欲しいものを届けたい。でも、受注してから制作すると届けるまでに時間がかかってしまう。
今は、注文すれば次の日に届くのが当たり前の時代ですよね。そこで、どうしたら「待つことが価値になるのか」を参加者のみなさんに考えてもらいました。1時間半程度で、こんなプロセスでアイデアを作っていきました。
- 1対1のインタビュー
- 相手が実現したいことを整理
- アイデア発想
- アイデアの絞り込み
- アイデアをカタチにする
正直、1時間半は短すぎでしたね。でも、夜のイベントでトーク&アイデアセッションとなると、これ以上長くもできないし。ここは、工夫の余地がたくさんありそうです。
と、運営側としては反省ばかりなのですが、最終的に出てきたアイデアはどれも面白くて、使えそうなものばかり。「待つこと」に対する、みんなの想いも見えてきました。短時間によく考えてくれたなあと思います。ご参加くださったみなさん、本当にありがとうございました。黒田さんにも喜んでいただけたようで、よかった〜!
アイデアは後日まとめて、UPしたいと思います。どんなアイデアが出てきたのか、お楽しみに♪ 次回のセッションも企画中です。今回参加できなかった方も、ぜひいらしてくださいね!
[…] 2014年2月27日(木)ハナラボトークセッション vol.01 開催レポート!http://hanalabs.net/blog/news/6221/ […]
[…] 先日行われたハナラボトークセッションの様子を、参加者の視点からお伝えします。角さんのブログもあわせてどうぞ! […]
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