オオムラサキセンターでのインタビューでは唯一の女性だった保坂さん。どんなことをしているのか詳しくは何も知らない中、みんなドキドキしながらスタートしました。
お話を聞くと、保坂さんは現北杜市の市議会議員であり、様々な活動をしているとのこと。最初はその活動のお話を聞きました。
保坂さんは廃油(天ぷら油など)を回収し、BDF(バイオディーゼル燃料)に変え、それを消費する…という循環型のしくみを作っているそうです。こういうことがある、とは知っていたけれど、いざ目の前の方がそういうことをなさっている、ということにすごさを感じました。
さらにそのしくみを自分一人で作り上げた、というから驚きです。
考えることと行動するのとの間には大きな壁があると思うし、それを乗り越えて一人で地域を巻き込んで活動を行っていったということに驚かされるばかりでした。
さらにひまわりバンクという活動も行っていると聞きました。
このひまわりバンクという活動は、ひまわりの種を貸出し、それを貸し出した人に育ててもらい、一年後種が収穫できたら増えたぶんの種の量に応じてひまわり油を渡す、というものです。昔の二宮金次郎がやったようなことですね。それを現代に応用し、CO2削減などに貢献しているということでした。
この活動はひまわりを植えられる土地や庭を持っている人であれば誰でも気軽に始められるし、加えて自分にとってもひまわり油を得るという利益を得ることができ、さらに環境保護にもつながる、といった点で魅力ある活動だと思いました。
これらの活動だけでなく、福祉面では障害者への偏見をなくそうとする活動をなさっていて、ボランティアなどを中心に活動なさっているそうです。教育面でも生涯学習の推進などを行っているそうです。
これらのことを自ら考え、活動している、というお話を聞き、保坂さんをよく知ることができました。
インタビューをしたのがみんな女性だということもあって、今までどのような活動をしてきたのか、また仕事と家庭の両立の話、また男性と女性の違う所はどこだと感じるか、などみんな親近感を持って聞きました。
また今の北杜市の市議会議員22名のうち3名のみが女性という話なども聞き、まだまだ女性の社会進出ができていないことも感じました。
同じ女性としてこのような活動を自分で行っている保坂さんをすごい、と思ったしなかなかできないことだとも思いました。
はつほ