こんにちは。学生記者のおかみゆです。今日は外資系資産運用会社ブラックロック・ジャパン株式会社主催のInternational Women’s Day (以下IWD)イベントにご招待いただき、ハナラボのメンバーとして参加してきました。
WINという社内のWomen’s Initiative Networkが企画してくださったのですが、一般的にこのような組織って、ほとんど女性で構成されている印象ないですか?しかし、会場を見渡すと男性社員の姿も・・・「お・・・?」冒頭の挨拶も男性社員の方がされていました。
話を伺ってみるとWINでは男性もたくさん参加して共に活動をしているとのこと。ふと、国連のShe for Heという男女平等キャンペーンの会議で英国女優のエマ・ワトソンさんが行ったスピーチの一節を思い出しました。『Gender equality is your issue,too.』男性社会を変えていくのに、当事者である男性の協力がなくてはどうすればいいの、ということが詰まった訴え、昨年話題になりましたよね。
話を戻して、冒頭挨拶の後、3人の女性社員の方がトークを行いました。新卒入社と中途入社、ベテランと新人、異なる職種のみなさんが、ざっくばらんにご自身のキャリアや金融業界についてお話してくださって、面白くて思わず前のめりになってしまいました。(ここだけの話、時折垣間見る専門用語にはドキッと・・・勉強します・・・笑)
お三方からは前向きで、とても気さくな印象を持ち、「金融」に対して真面目でお堅いというイメージが先行していたので意外な面でした。お話によると、アメリカではフランクにビジネスを行うのが主流だそうで、そういった背景と人との繋がりをとても大事にする企業文化なのだろうと感じました。
オフィスの作りにもそれは表れていて、ブラックロックさんのオフィスは天井がとても高い上に、部署ごとを仕切る壁がない。ちょっと見渡せば誰がどこにいて、すぐにコミュニケーションを図れるように設計しているそう。なんと社長室も社員スペースのすぐ横にあって、ガラス張りになって中が丸見え。
え、こんなにオープンなの!?
その後はデスクへ伺って、トレーダーさんが売り買いするデモンストレーション見せていただきました。目の前に何台もPC画面があるドラマのような光景に、みんなちょっと興奮気味。1秒より早いスピードで絶えずレートが変化するので、デモといえどこちらまで息を飲んでしまいました(汗)。
今月初めに就職活動が本格的に解禁し、ここ数日は企業について学ぶ機会が増えました。中には働く女性に対しての支援(育児休暇や短時間勤務など)をひとつの特色として挙げている企業が多いなと思ったのですが、そのときに少しモヤッとする違和感を感じていました。
そういった中で今回このIWDイベントに参加して、実際キャリアと子育てを両立している方々との交流は特に印象に残りました。ある方は前職において、育児休暇をフルで1年取得したことを後悔したそうです。なぜなら移り変わりの激しいマーケットに対して、1年現場を離れるという事は、職場復帰する際に大きなハンデになってしまうから。だから、2度目の出産の際には半年で職場に復帰することにしました。
また、別の方も前職にて、子育てをしているからといって5時になったら帰ってもいいよという上司に対して違和感を語られていました。もちろん両立は大変だけど、仕事への気持ちもすごくある。それなのに大事な仕事を任せてくれない、信頼関係はどうなるの?といったお話でした。
どちらのお話からもハッとさせられました。自分が感じていた違和感もここにあったのかもしれないと思ったからです。制度が整っていることが必ずしも働きやすいことに繋がらない。仕事のように子育てにも波がある。今は仕事を思い切りやりたい、子育てに集中したいとか、優先したいものってその時々で違うはず。
私自身、大学に入った当初は死ぬほど遊ぼうとか、少したつと海外旅行に行きたいとか、そして(たまに)勉強に専念したいときだってあるなと思いました。だからそのステージによって、働き方を柔軟に変えることのできるような世の中が1番いいなって。制度を整えることよりも、まずは男女間で仕事へのチャレンジへの違いがあることをお互い認識し合うことが近道なのかなと感じました。
お互いを知ると、もっと楽しい。
日々の生活において、お互いのことを知るというシンプルなアクションが意外とできていないのでは? 親しくなるほど、お互いを深く知ることが難しいような気がします。だけど、例えば会社の隣の席の人が「大学時代は美術の先生になりたくて、だけど諦めてしばらく海外をぐるり回っていたの。縁あって今の会社に入ったけど金融とは無縁の生活をしていたよ」という告白をされたら私は驚くと思う。同時に面白いと思う。その人に興味が湧いてしまう。
ハナラボでも興味があることや自身の経験を伝えたことがきっかけで、新しい場所や人にたくさん出会えました。だから、こういうきっかけを作ることがとても大事だと思うし、BLAC ROCKの社員の方も今回のようなイベントを通して、部署の違う社員との新たな交流の場になることも魅力の1つだとおっしゃっていました。
最後に
今回このような場を設けてくださったBLACK ROCKさん、本当にありがとうございました。社員さんとの交流がとても活発で、短い時間ではありましたが、ぎゅぎゅっと実の詰まったセッションでした。近いうちに、ハナジョブでもインタビューさせていただけたらと思っています!