福島県田村市でのソーシャルデザインプロジェクトは、8月のデザインシンキングスクールからスタートしました。プロジェクトのミッションは「ウチとソトをつなぐ拠点を開拓せよ!」です。
プロジェクトの1日目となるデザインシンキングスクールでは、オンラインワークショップを通して、それぞれの強みをシナリオ化し、魅力を伝える体験をしてもらいました。
▶︎プロジェクト概要
デザインってなんだ?
まずは、デザインとは何か、体系的に学んでもらう講義からスタート。デザインと聞くと、美的センスやクリエイティビティが求められる、特別なスキルのように感じられるかもしれません。しかし、デザインは様々な目的を達成するための手段であり、わたしたちの生活のあらゆる場面で使われるとても身近な存在です。
普段、デザインに触れる機会の多い学生も、そうでない学生も、みんながデザインを身近に感じてもらう事が、ワークショップの目的の一つです。
好きな写真5枚を使って自己紹介
次は、3人1組の3チームに分かれた自己紹介タイム。事前にそれぞれ選んだ、5枚のお気に入り写真を使って、なぜその写真が好きなのか説明を加えながら、自己紹介を行います。
他のメンバーたちは、各写真に感想やキーワードを自由に残していきます。なぜその写真が好きなのか、理由を自問自答する事で、自分が何に魅力を感じるのか言語化する練習になります。また、チームメンバーたちのコメントを通して、自分では見えていなかった新たな一面や、傾向が見えてくるかもしれません。
自分たちを惑星に例えてみると?
最後は、本日のメインワークショップ。自分たちを惑星、チームを銀河系に例え、思わず訪れたくなるような解説を作成してもらいました。自己紹介をもとに互いの特徴のキーワードを考え、共通点を3つ挙げます。そして、共通のキーワードから浮かび上がる、自分たちの魅力を表した惑星の名前を考えます。ワークショップの最後は、なぜその惑星に例えたのか、自分たちの特徴や魅力について解説してもらいます。
互いの共通項をまとめ、惑星に例えることで、田村市のPRに欠かせない、特徴を抽象化し、魅力的なシナリオを考えるスキルを学んでもらいました。
ワークショップ終了後、参加した学生たちからは、「チームメンバーのおかげで、表現の幅やアイディアの引出しが広がる感覚があった」「外からみた自分の魅力に気づかされた」などといった、チームだからこそ得られる感想が多く寄せられました。
次回は、実際に田村市に足を運び、企画立案を行います。
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