みなさん、こんにちは。ハナラボスタッフです。
本記事は2023年8月17日から19日に実施した「Enjoy Japan More! 心に残る日本の旅を!〜東京駅が舞台!2023年夏のプロジェクト」の集中ワークショップの開催レポート(1日目)です。今回は、ゼロからイチを生み出す体験に参加し、ワークショップの流れと共に当日の様子をお届けします。
前回の様子はこちらをご覧ください。
全体の流れ
8月10日から9月14日の最終発表までの1ヶ月、全体で集まってのワークショップは5回です。プロジェクトは次の流れで進めていきます。
- 事前講義・外国人にインタビュー
- オリエンテーション
- フィールドワーク
- 新たな価値・可能性を発見する&問いを設定
- アイディエーション
- チームごとに企画立案&ユーザーヒアリング
- プレゼン
- 振り返り(オンライン)
プロジェクトについて
今年のハナラボ夏のプロジェクトは、こころに残る日本の旅を!を目指し、東京駅を舞台とした新しいサービスを東京ステーションシティ運営協議会の皆さまに企画提案します。
初回オリエンテーションの8月10日の様子はこちらをご覧ください。
東京駅近辺にあるオフィスに集まり、3日間の集中ワークショップが始まりました。
初日の8月17日は、東京ステーションシティ運営協議会の皆さまとの顔合わせも行い、これから本格始動するプロジェクトへの応援コメントをいただきました。
“日本を見つめ直すことで、外国人だけでなく皆さん自身にも愛着を持ってもらいたい。”
“インバウンドに関してはJRも手探りな状態。学生ならではの目線、消費者の目線に立って何ができるかを一緒に考えていきたい。
“東京駅では約1万人が働いています。東京駅に来たお客さまに楽しい思い出を正解はありません。ちょっとしたアイデアが誰かの思い出になるかもしれませんので、皆さんからの自由な発想に期待しています。”
「名前リレー」でアイスブレイク
まずは、ウォームアップとしてのアイスブレイク「名前リレー」を行いました。「名前リレー」は、文字通り、自分より前に自己紹介した人の名前を1人ずつ言っていきます。
1人目「◯◯です。」
2人目「◯◯さんの隣の△△です。」
3人目「◯◯さんの隣の、△△さんの隣の✕✕です。」
…
のような感じです。3人目くらいまでは覚えられるのですが、それ以上は記憶力との戦いで難しくなっていきます。アイスブレイクで、それまでの緊張もほぐれ、各グループもなごんだ雰囲気でワークショップへ進んでいきました。
駅たびコンシェルジュによるインプットセッション
まずは、「駅たびコンシェルジュ」を運営するJR東日本びゅうツーリズム&セールスの若手社員の方のレクチャーを受けました。駅たびコンシェルジュとは、JR東日本の駅にある観光情報発信や各種旅行相談を行う窓口です。10分ほどの講義と50分ほどQ&Aタイムを設け、日々訪日外国人の方と相対する駅たびコンシェルジュの業務やよくある問合せ内容、感謝されたエピソードなどが盛り込まれており、メンバーも興味深く耳を傾け、予定時間が過ぎるまで質問を投げかけていました。
インタビュー&フィールドワーク
インプットのあとは、8月10日に引き続き2回目のフィールドワークです。グループごとに話し合い、訪日観光客の気持ちになって、インバウンドジャーニーを描き、インタビュー&フィールドワーク向けた追加質問を考えました。
訪日観光客が来日して帰国するまでのインバウンドジャーニー(東京駅を利用するシーンを含む)を想像する。
- 来日前
- 日本に到着
- 東京駅
- 観光
- 買い物
- 旅の終わり
- 帰国後
フィールドワークは3グループに分かれて行います。
まず、東京駅構内でお困りの訪日外国人のお客さまを中心にご案内するガイドさんと一緒について行かせてもらい、実際に訪日観光客とコミュニケーションを取っている現場を観察しました。新幹線の乗り換えや地下鉄きっぷの購入など鉄道に関することはもちろん、探しているお店への道順など、30分ほどの時間ではありましたが、自分たちがインタビューした内容とは異なる、リアルなお困り現場のやり取りを傍で見ることができました。
その後、東京駅構内の複数のエリアで訪日観光客の方への聞き取り調査を行いました。残念ながらお断りされてしまうこともありますが、多くの方が快く、また比較的容易に楽しみながらインタビューに答えてくださる印象を受けました。ご協力いただいた観光客の皆さん、本当にありがとうございます。
主催:NPO法人ハナラボ/一般社団法人東京ステーションシティ運営協議会
協賛:株式会社NTTデータ Tangity
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