みなさん、こんにちは。ハナラボスタッフです。
本記事は2023年9月2日に実施した「Enjoy Japan More! 心に残る日本の旅を!〜東京駅が舞台!2023年夏のプロジェクト」のワークショップの開催レポートです。今回は、企画したアイデアのユーザーヒアリング様子をお届けします。
前回の様子はこちらをご覧ください。
ユーザーヒアリング準備
今回が最終発表前の最後の集合ワークショップです。8月中旬の集中ワークショップからの2週間の間、各チームでアイデアのブラッシュアップを行いつつ、今回ユーザーヒアリング(検証)を行うための、チラシ作成までを宿題としていました。
その2週間の間に、自主的に東京駅での追加フィールドワークを行なったり、海外の知り合いにインタビューしたり、参考になりそうな事例を集めたり、オンラインミーティングやSlackでのコミュニケーションを取りながら進めていました。それでも、学生たちにとってはじめての経験の中で「本当にこの進め方でいいのか?」「調べ方や考え方が足りないんじゃないか?」そんな心配と焦りを感じているのか、会場に集まったメンバーの顔は少し不安そうにも見えました。
それでも、以前はどこか遠慮しがちな雰囲気だったチームメンバー同士は、互いを信頼し合い、楽しく議論ができるような関係性を築けているようです。運営としては嬉しい限り。
午後のフィールドワーク&ユーザーインタビューに向け、チームごとに検証用のチラシや質問項目の設計を行いました。運営サイドからは、特にチラシのイメージは細かく指定はしていませんでしたが、自分たちで創意工夫が考えられていました。
例えば、アイデアの実寸台のプロトタイプを作成し、手に取りたいと思うか、大きさは適切か、といったユーザー視点で検証したり。訪日観光客向けに見せるものなので、英語や中国語、フランス語やイタリア語、タイ語など多言語でチラシを用意しているチームもありました。前回までのフィールドワークを通して、英語圏以外の観光客も多いことに気づいて用意したようです。
インタビュー&フィールドワーク
午後からは、いよいよグループごとに東京駅に向かいます。
今回も東京ステーションシティ運営協議会の協力のもと、腕章をつけて東京駅構内で訪日観光客への突撃インタビューを実施。チームごとに、自分たちが作ったチラシでアイデアを説明しながら、率直な感想や改善点などをユーザーヒアリングしました。また、自分たちが考えたアイデアを実装するならこの場所が活用できるんじゃないか、という観点も踏まえて東京駅構内を練り歩きました。
今回は夏休みシーズンが終わりに近づいているからか、訪日外国人の数が前回と比べて少なく、声がけする対象者を見つけるのが難しかった印象です。それでも、各チーム3〜4組の方々にお話を伺うことができました。
ところで、突撃インタビューとさらりと書いてますが、日本人相手でもいきなり声をかけるのはハードルが高いことなのに、訪日外国人相手にやるってこと自体すごくないですか?初回のインタビューの時こそ、声がけに億劫になっている様子もありましたが、3〜4回目となると頼もしいもので、声がけして断られたってめげません。
行き交う人たちを観察し、あの人たちは足を止めてるから話しかけられるんじゃないか、あの人は道に迷ってる様子だから声がけして道案内しながらインタビューしてみようか、という風に積極的にアタックしており、同行している運営スタッフとしてもほとんど助け舟を出すことなく安心して見守っていました。
「会話が盛り上がって20分近くインタビューできた。」
「インタビューは訪日観光客の方も楽しそうに話してくれるので、こっちも嬉しい。私たちとの交流を純粋に楽しんでくれてるのかも。」
8月から始まった企画プロジェクトもいよいよ最終発表間近です!
学生たちは今回のユーザーヒアリングのフィードバックを受けて、どのように企画アイデアをアップデートしていくのでしょうか?最後まで考えること・伝えることを諦めずにやり抜いてほしいと思います。
主催:NPO法人ハナラボ/一般社団法人東京ステーションシティ運営協議会
協賛:株式会社NTTデータ Tangity
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