ハナラボの角です。金曜日の連載、考えるシリーズ:第4回は「人の話を聴くこと」について考えます。なぜかというと、私はよく「話を聴いてないでしょ!」と怒られるからです。自分では聴いているつもりなのですが・・・。
一体どうしてなのか。悩みました、わたし。人の話を聴くとはどういうことなのか。聴いていないとはどういうことなのか。
経済産業省が提唱する「社会人基礎力」の「チームで働く力」にも「傾聴力」が含まれていますね。「相手の力を丁寧に聴く力」と書かれています。つまり、社会人にとって基礎的な能力です。え、あなた、社会人を何年やっているの?って話ですよね。
最近ようやく「聴いていない」という現象がどういうことなのかわかってきました。私は人の話を聴いている間に、色んなことを思いついてしまうんです。人の話が刺激になって、どうしても思いつくことがやめられません。その結果、相手が話し終わったあとに口にする言葉が、相手の話とずれている。相手には「私の話を聴かないで、他のこと考えてたでしょ!」と思わせてしまいます。
もちろん、ちゃんと「あなたの話を聴いてたよ〜、うんうん、わかる。でね・・・」と自分の話をすればいいわけです。でも、思いついたことを忘れないうちに話したくて、「でね・・・」から話してしまうのです。思いついたことはメモしておけばいいだろ!と思いますよね。いやあ、その通りで、メモできるときはしてるんです。でも、いつもメモできるわけではなく。
何年か前、あまりに悩んだので、ある人に相談しました。そしたら「耳をすませてみて」と言われました。周囲の音を聴くことに集中するのです。そうすると、色んなことが聞こえてきます。つまり、聴くことに集中できていなかったんですね。それから、だいぶ人の話は聴けるようになったと思うけれど、やっぱりひらめきは止められません(笑)。
だから、わたしと話しているとき、「こいつ聴いてないな」と思ったら、すかさず突っ込んでください。まったく問題ありません。学生のみんなも遠慮しないでね。いつでも反省しますから!
もちろん、仕事のときは、ちゃんと話に集中しますので、ご心配なく・・・。
[…] 2014年2月28日(金)「人の話を聴くこと」について考えるhttp://hanalabs.net/blog/news/228/ […]
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