2月9日から11日にかけてハナラボ合宿で山梨県北杜市に行ってきました。
とても自然のきれいなところで、どこにいても富士山がみられることがとても幸せでした。私の地元は群馬県のみなかみなので、北杜市と同じくらい自然に恵まれたところですが、日常の風景の中に富士山があるというのは、とっても羨ましく感じました。
それでは、10日にお伺いしたオオムラサキセンターについて書きます。オオムラサキは九州から北海道までのほぼ日本全土に生息していて、日本の国蝶でもあります。オオムラサキの生息地としては長坂町が日本で一番多いみたいです。
センター内に入るとたくさんの昆虫の標本があって、なんだか小学生の頃を思い出して懐かしい気分になりました。とんぼとか蝶々とか捕まえて遊んでたのを思い出します。
「びばりうむ」という施設の中では、オオムラサキの幼虫を観察しました。
ここでは自然に近い状態でオオムラサキを観察することができます。幼虫は想像以上に小さくてびっくりしました。
あんな小さな幼虫がきれいな蝶になって空を飛ぶなんて、生き物って凄いなと改めて思います。今度は成長してきれいな蝶々になった姿をみたいです。
そして館長の跡部さんに、オオムラサキセンターについてのことや里山再生活動、地域の現状などについてお話をきかせていただきました。
跡部さんの環境に対する意識の高さを感じました。
とくに里山についてのお話は興味深かったです。最近は里山の所有者の方々も昔のようには手入れをしなくなり、それによって自然のサイクルが壊れていることに危機感を抱いた跡部さんは、オオムラサキの生息地でもある大切な里山を守るために、雑木林の間伐やササ刈りなど様々な活動をされています。
里山は雑木林で暮らすオオムラサキにとっても大切な場所であり、そのサイクルが崩れるということは、オオムラサキにとっても大変なことなのです。
跡部さんのような自然を守る人たちの姿がいろんな人たちの目に触れ、広がっていけば、それがきっかけとなって、その周りの人たちも自然について考えるようになっていったらいいし、自然を守るために自分にできることを考えて行動できる、跡部さんのような人が増えていくといいなと思いました。
とくに里山というのは、昔から人々はそこで生活を営み、自然と共に生きてきた場所であり、これから自然との共生を考えるうえで注目されていくのではないかと思います。里山のことを考えると、人間を含めたすべての生き物たちは自然の中で影響し合って生きていると改めて思いますし、その自然について真剣に考えて行動することをもっと多くの人が当たり前にできるようになれるといいなと思いました。
オオムラサキセンターの方々が、ピザや燻製のチーズをご用意してくれていて、あたたかくもてなしてくださり、嬉しかったです。美味しくて食べすぎました(笑)
お忙しいなか、貴重なお話をしてくださった跡部さんをはじめ、オオムラサキセンターのみなさん、ありがとうございました!
まき