指導的地位に占める女性の割合が低い日本
日本におけるジェンダーギャップは145カ国中101位(世界経済フォーラム)。特に日本では指導的地位にある女性が少なく、課長職に占める女性比率はわずか11%。アメリカ43.1%、フランス39.4%と比較すると、とても低い割合です。
女性本人も「女性はこうあるべき、こうあるはずだ」という思い込みによって行動が制限され、結果的にリーダーシップを発揮する機会を失ってしまいます。
日本におけるジェンダーギャップは145カ国中101位(世界経済フォーラム)。特に日本では指導的地位にある女性が少なく、課長職に占める女性比率はわずか11%。アメリカ43.1%、フランス39.4%と比較すると、とても低い割合です。
女性本人も「女性はこうあるべき、こうあるはずだ」という思い込みによって行動が制限され、結果的にリーダーシップを発揮する機会を失ってしまいます。
海外でも男性と比べて自己評価が低い傾向にある女性たちですが、日本人はさらに自信のなさが際立っています。
※1 【オールアバウト、コーセープロビジョン共同調査】海外3都市と日本女性の”自信”に関する比較調査
※2 アパレルブランドGap「女の子の可能性に関する調査」
※3 Walker, Ilardi, McMahon,& Fennell,1996
※4 Forsyth, 2006
※5 総務局統計「平成24年就業構造基本調査」
海外の調査で、女性は変革型リーダーシップにおいて力を発揮することがわかりました。変革型リーダーシップとは、現代のような社会変動性の高い社会で、外部との関係性を築き、ビジョンを示し、メンバーの自律性を促すリーダーシップです。
多くの企業で求められているリーダーシップスタイルは、分析的、目的思考のように男性性が強く、それに馴染まない多くの女性はリーダーシップに対して否定的に考えるようになります。女性には能力や資質がないのではなく、これまで求められてきたリーダーシップスタイルに適合せず、経験が少ないだけなのです。同時に、「女性にはリーダーシップの能力や資質が低い」という認識を持つ人が多く、男性と比べて評価が下がる傾向があります。
出典:本間道子「我が国におけるリーダーシップの現状と社会心理学的背景」日本女子大学 現代文化キャリア研究所 紀要
一般社団法人日本経済調査協議会「女性活躍社会研究会」において、「企業と女性の『悩み』から見た女性管理職育成の課題 〜企業と働く女性の問題意識を踏まえた論点整理〜」(みずほ総合研究所株式会社 調査本部政策調査部 主任研究員 大嶋寧子氏)で、ハナラボの活動について取り上げていただきました。
レポートでは、女性が管理職を希望しない理由の一つとして、学生時代のリーダー経験との関連性が指摘されています。「女性のリーダーシップ発揮への意欲を高めるためには、職場のマネジメントに加え、学生時代のリーダー経験やリーダーシップ教育、管理職像に関するステレオタイプの是正が重要である可能性がある」とした上で、女性のリーダーシップを育む場として、ハナラボを紹介しています。
ハナラボは女性の潜在能力に対する強い期待を提示した上で、課題発見のトレーニング、主体的に課題解決に関わる経験を提供しており、参加者からはリーダーシップに対する意欲、認識の変化が指摘されている。女性の能力に対する期待の明確化、女性が発揮しやすいリーダーシップのあり方の提示、課題発見の訓練やプロジェクト遂行経験の提供を行うアプローチは、女子学生のリーダーシップ育成に関わる機会提供や女性の初期キャリアにおける育成において参考になるのではないかと考えている。
詳しくは下記Webサイトをご覧ください。
ハナラボとは |
ハナラボとはハナラボは、女子学生を社会変革の担い手にすることを目指し、女子学生の創造力やリーダーシップを育むNPO法人です。 |
組織概要 |
組織概要NPO法人ハナラボの組織概要をご紹介します。設立趣意書や定款はこちらのページからダウンロードできます。 |
女子学生の変化 |
女子学生の変化答えのない課題に立ち向かい、自ら考え行動する |