こんにちは。ハナラボ理事の浜島です。今回は、ハナラボ生の成長について書きたいと思います。
学生の成長について書きますが、学生それぞれの個性や環境がかなり影響して複雑で、まだ分析や検証が必要なのですが、軽い気持ちで読んでもらえると嬉しいです。
ハナラボのコアは女子大生の「成長」です。よく「本当に成長しているのか?」と聞かれます。こう聞かれたら、もちろん答えは「成長しています」と答えます。実際にハナラボの学生と接したことがある人は、私がこう答えることに納得してくれると思います。ハナラボ生を知っている方は、私と同じように「成長している」と答えてくれると思います。
しかし、はっきり「成長している」と言えるのですが、説明をするとなるとまったくできません。びっくりするくらい説明できません(笑)今までは、学生が成長しているから特に説明できなくてもいいと思ってました。しかし、ハナラボも3年目になってノウハウも溜まってきてハナラボのノウハウを知りたいと言う人もいてくれてます。また、NPOなので社会的な責任もありますので、今年になってからハナラボ生の「成長」を見える化しようと取り組みを始めました。
「成長」の見える化に取り組んでわかってきたのが、見える化することで学生へのフィードバックがやりやすくなったということです。今までは私たちが感じたことを、個人的な感覚でフィードバックしていたので、フィーリングがあう学生はいいのですが、あわない学生はよくわかってなかったと思います。私も「あぁ、、通じてないな」とわかることも多かったです(笑)
今後は、もっと研究していき、私たちのフィードバックで希望を持ち、より具体的な選択や決断ができるようになればいいなと思ってます。
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さて、その「見える化」の研究途中を少し書きたいと思います。ハナラボ生の「成長」は、Growth Circleというもので表しています。
このステップを何度も繰り返すことで成長していくと考えてます。このステップは、大きく分けて右半分の「チャレンジ」と左半分の「人と関わること(ネットワーク)」に分けて考えます。チャレンジし、人と関わり(巻き込み)、また新たなチャレンジをする。ここでのチャレンジは、行動を伴うチャレンジです。「新しい企画を作ること」ではなく「自分たちで作った企画を商店街の人のプレゼンしたり、イベントを開催する」などのことをチャレンジとしています。このチャレンジの回数や関わる人数が多ければ多いほど「成長」します。単純に「チャレンジの回数」と「関わる人数」の数が多い方が良いと思ってます。
けど、この私の仮説は本当に正しい方向に向かっているのでしょうか?
チャレンジすると、なぜ良いのか?
一般的にはチャレンジすると良いと言われてますが、なぜ良いんでしょう?私はよくわかってません(笑)世の中は、チャレンジしよう!と当然のように言われてますが、本当にいいんですかね?
最近、たまたま読んだ記事にはこうありました。
1社に勤め続ける人を否定するつもりはありませんが、情報産業に従事する人に限っては、流動性を高めて(結果的に高いだけかも)様々な経験をしてきた人ほど人材価値が上がっている傾向という印象があります。流動性が高い=それだけ挑戦してきている。リスクという果実は、取った分だけ大きく実ってリターンとして返ってくるんじゃないかなと。すぐに返ってこなくても、いつか返ってくる日は来る。
参照記事:流動性の高さが人材価値を上げる
ここには、様々な経験をして、様々な挑戦してきているから人材価値が上がる、という感じで書かれています。挑戦した人は人材価値が上がる。挑戦(チャレンジ)が多い人は、必然的に失敗も多くて知恵がつき、ノウハウがたまる、という感じでしょうか。そう言えば、世間でよく言われている「チャレンジをしよう!」と「失敗をしよう!」って同じタイムライン上にありますね。
しかし、本当に多くの「チャレンジ」をすれば、成長するのでしょうか?失敗が多いなんてクールじゃないですよね(笑)「チャレンジをすれば成長する」と仮説にしてますが、もっと本質的な検証が必要そうです。チャレンジの質やタイミングも関係があると思ってます。
ネットワークが多いと、なぜ良いのか?
前半部分で「人と関わること」と書きましたが、「ネットワーク」と言い換えます。ここでのネットワークは「人のネットワーク」です。このネットワークについても実はよくわかってません。ハナラボ生と活動していて感じたのは、人と関わった機会が多い学生ほど成長しているんじゃないか、ということです。
活動を通じて多様な人と多く関わった学生ほど成長しているような気がするのです。関わった人数が多ければ多いほど「成長」するように感じてます。しかし、まったく確証がありません。本当に「ネットワーク」が増えれば成長するんですかね?私の思い過ごしのような気もします(笑)「チャレンジ」と同じように「ネットワーク」についても質やタイミングが関係していると思います。
しかし、1つだけ「ネットワークが増えると成長する」を説明できそうな理論(?)はあります。たしか、茂木健一郎さんの発言か何かで「毛繕いをする仲間が多い猿の方が脳が進化している」ということがありました。これを無理矢理こじつけて、ハナラボ生も「人のネットワークが増えるほど脳が進化(成長)する」と言えるんじゃないでしょうか。けど、これは、長期的に見ないとわからないですね。
現在の仮説のまとめ
ハナラボ生が成長するための要素は「チャレンジ」と「ネットワーク」だと思ってます。しかし、人に説明できるようなロジック、資料、分析がまだないです。なので、今後もハナラボ生と活動を共にし、成長の要素を研究していこうと思います。「チャレンジ」と「ネットワーク」の深堀をしていきたいと思ってますし、この2つ以外の要素も見つけていきたいと思ってます。
ちなみに、「チャレンジ」「ネットワーク」以外の要素としては、「クリエイティブ」「時間感覚」「没頭」などがあります。この仮説も別途ブログに書きたいと思います。あと、角さんは私とはハナラボ生の接し方も感じ方も違うので、私の仮説に角さんの視点も混ぜていきたいと思ってます。
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