こんにちは、ハナラボの浜島です。8月8日(金)に関西初のハナラボプロジェクトで滋賀県に行ってきました。その報告(レポート)をお届けいたします。
今回の滋賀プロジェクトはいろいろチャレンジが多いです。初の関西ということもありますし、最終的なアウトプットがツール開発であったり、スタッフとして入っていただく社会人の方が多かったり、学生に頻繁に会うことができなかったりで、初めてづくしです。
滋賀プロジェクトは、キャリアとライフの選択を考える学生のための「人生シュミレーションツール」を開発します。8月〜12月を中心に活動します。最終的なアウトプットは学生とともに考えて作るのですが、スマホのような気軽なもので、滋賀や日本全国の学生が自分の人生について考えることができるようなツールを作れればいいなぁと思っています。
第1日目は下記のように進めました。
- チェックイン
- 自己紹介
- プロジェクトの趣旨について
- メンバーとして目指すこと
- インタビュー研修
- 世界、日本、滋賀県、働き方の過去・現在・未来
- ワークスタイルの変化を考える
- Homeworkの説明
- チェックアウト
今回は、このプロジェクトの目的とお互いのことを知ることが中心です。時間は10時にスタートして、16時終わりの予定です。
では、報告スタートです!
チェックイン
まず、今回のプロジェクトは何かをするのか?ということから。
今回のプロジェクトのミッションです。
『キャリアとライフの選択を考える、学生のための「人生シュミレーションツール」を開発する!』
学生たちが、自分のキャリアとライフの選択をゲームをしているような感覚で考えることができるようなツールを、滋賀県発で作ろうというものです。ツールは学生たちに考えてもらうので、今のところ最終アウトプットの形式は決まってないのですが、冊子やウェブサイト(スマホ)のように手軽に利用できるようなメディアで展開できればと思ってます。
そして、今回の主催である滋賀県の男女共同参画課長の池田さまと一般社団法人環びわ湖大学・地域コンソーシアム事務局長の縄本さまにご挨拶いただきました。
お二人とも学生の活動を重要に考えておられ、また期待していただいているので、学生も勇気が出たのではないでしょうか。と、言っても、まだ全体的に緊張感に包まれてましたが、、、(笑)
そして、講師陣のご紹介です。今回は、角、私だけではなく豪華講師陣にご協力いただく予定です。高田さん、瀧井さん、山田さんです。そして、滋賀県の小林さんです。豪華な講師がいらっしゃるので、私たちは安心できますし、講師の方々が入ることでどんな効果があるのかが楽しみです。今後のハナラボの活動につながることは間違いないです。
ちなみに、講師陣の自己紹介のときにカメラマンである私(浜島)がカメラの調整をしていて、小林さんの写真しか撮れなかった、、、というミスをしております。。。
自己紹介
次は、参加学生の自己紹介です。自己紹介してもらう内容は5項目。
- 名前
- 大学
- 住まい
- プロジェクトに参加した理由
- 自分をあらわす3つのキーワード
自己紹介に決まり文句みたいなのがある人がいましたが、そのあたりは関西っぽいですね。そして、自己紹介が長い!(笑)ちなみに、東京や横浜の学生の自己紹介はかなり短いです。
プロジェクトの趣旨について
そして、あらためて今回のプロジェクトについての話です。
今回のプロジェクトが目指すことは、
- 本当に使える、使いたくなる「人生シュミレーションツール」の開発
- プロジェクトメンバーの成長
人生シュミレーションツールってなに?という感じだと思いますが、チャート形式や紙芝居形式でYesNoで人生の分岐点を選んでいくようなものになるのかなぁと思ってます。しかし、YesNoチャートだとあまりにもありきたりなので、今、いろんなやり方を研究中です。「人生シュミレーションツールが面白い!」となって、滋賀県だけではなく、「滋賀県発!」のものとして全国の大学生に使ってもらえるようなものにしたいと思ってます。
プロジェクトの背景について
大学生は就活時に(最近では1年生くらいから)キャリアビジョンを描くように言われますが、社会にはどんな仕事があるのかを知らないし、どんな選択肢があるのかわからないので、ビジョンが描ききれない。また、今ある仕事からやりたい仕事を選択しても、10年後、20年後、30年後の社会は全然違うはず。今の世の中は変化が早いのでたった10年後でも職業や働き方は今とはまったく違うはずです。
キャリアビジョンを描いても、その通りにはならない。大切なのは、変化に対応しながら、人生の分岐点で自分の意志で選び取ることだと、私たちは考えてます。このプロジェクトでは、自分の選択は、その選択をすることで今後どのように人生が変化するのかを体験してほしいと思ってます。変化を完全に予測することはできないですが、現在の世の中にも「変化の兆し」があるのでそれを知って分析することで気づきがあると思ってます。
メンバーとして目指すこと
すべてのハナラボプロジェクトで共通なことなのですが、参加メンバーに意識してほしいことは「自分自身の成長」です。プロジェクトを通して、自分自身がどのように成長したのかを理解、実感してほしいと思ってます。
ハナラボが考える成長のステップは下記の「Growth Circle」であらわしています。
大きく分けると右側が「チャレンジ」、左側が「人との関わり(ネットワーク)」となっています。チャレンジすることで、自分の理想(予想)と現実のギャップを知ります。そして、様々な人と関わることで責任感ややりがいなどを見つけていきます。
ハナラボ生の成長については、以前にブログを書いているのでぜひ見てください。
ハナラボ生の成長について
https://hanalabs.net/blog/news/7571/
インタビュー研修
次は、インタビュー研修です。ハナラボでは必ずするインタビュー講座です。3人1組になって、「インタビューする人」「インタビューされる人」「観察する人」に分かれます。インタビューを15分間して、その後インタビュアーに対してインタビューされた人と観察していた人からフィードバックを5分間します。
今回のインタビューの「お題」は、『ハナラボを通して、どんな風に成長したいか?』です。
最終的には、このインタビューで聞いた内容を下記の2項目で紹介してもらいます。
- 自分がインタビューした相手を1分間で紹介
- キャッチコピーと3つのキーワードを書く
インタビューで大切なこと
- 仮説や思い込みを捨てる
- 話していることがすべてではない
- いろいろな聞き方で「なぜ?」を繰り返す
- 一般論に注意!
インタビューのポイント
- 質問者が緊張すると、回答者も緊張します。心を開いてリラックスして話すようにしましょう。
- 対象者はインタビューに慣れていません。伝えたいことが性格に伝えられているか、確認しながら進めましょう。
- 話を途中でさえぎらないように。相手が話しきるまで待ちましょう。
このあたりのことを気をつけてインタビューをします。
インタビューは本当に難しいですよね。私はインタビューをしてもしてもうまくならないです(笑)けど、社会課題の解決に取り組むときなどは、当事者へのインタビューはものすごく重要にですよね。インタビューがなければ、社会課題の解決や地域活性化はありえないと思ってます。
1人につき1分間でキャッチコピー、キーワードを紹介してもらいました。成長についてインタビューされて、それを他人に紹介されるので、もちろん恥ずかしいです(笑)けど、他人に言ってもらうことで、自分自身を客観的に見ることができるので良いですよね。
その後は、講義形式で「世界・日本・滋賀・働き方の過去・現在・未来」のレクチャーをしました。
世界・日本・滋賀・働き方の過去・現在・未来について
「世界・日本の過去・現在・未来」については角・浜島から紹介しました。内容としては、「未婚率が上がる」「少子高齢化が進む」「日本のGDPが下がる」など、一般的に言われてることを紹介しました。
「滋賀県の過去・現在・未来」については、滋賀県の小林さんから紹介していただきました。データ中心にレクチャーいただきました。
私が印象的だったのでは、
- 森林の面積が1/2
- 琵琶湖の面積が1/6
- 琵琶湖に直接流入する河川は118本
- 40代男性の未婚率は日本で一番小さい(19.64%、東京は28.96%)
- 人口は増えている
滋賀県は、人口増加している県ってみなさん知ってました?私は知らなかったです。あと、琵琶湖があるってかなり特殊な地域だと改めて感じました。このことが歴史的にどう影響したのか知りたいなぁと思いました。
「働き方の過去・現在・未来」については、瀧井さんに紹介いただきました。瀧井さんは、龍谷大学非常勤講師、ワークライフバランスコンサルタントをされています。社会状況とともに変わる「働き方」の変化、働き方の質、女性の社会参加など、様々な視点でお話いただきました。
話を聞いているときに感じたことはポストイットに書いて行ってもらいました。また、講師が変わるごとにポストイットに書いたもの、自分の感じたことをテーブルごとに共有してもらいました。
ワークスタイルの変化を考える
ここでは「世界・日本・滋賀・働き方の過去・現在・未来」で書いてもらったポストイットをマトリクスで分類してもらおうと持ったのですが、時間がなくなったので、私たちの宿題となりました(笑)がんばります!!
Homeworkの説明
ホームワークです。ホームワークはインタビューです。20代〜50代の年齢、男女の性別、結婚してるしていないで分けて様々な人にインタビューをしてもらいます。だれにインタビューをするのかを割り振りました。
ホームワークがあるとわかった時は、いつもの通りブーイングです。学生はもう反射的に拒否しますね(笑)けど、インタビューはこのプロジェクトには欠かせませんし、インタビューは就活や今後の人生に役に立つので是非してもらいことなのでなくなることはありません。インタビューをちゃんとやれば、社会に対する意識が変わり、成長するのでがんばってやってほしいなぁと思ってます。
チェックアウト
時間オーバーしながら、終了です!最後にバタバタしてしまい、振り返りを描いてもらうのも、今日一日の感想の一言コメントをしてもらうのも忘れました。バタバタするとダメですね。。。
今後、プロジェクトは下記のように進める予定です。
- 世界・日本・滋賀・働き方の過去・現在・未来を知る
- さまざまな働き方を知る
- ワークスタイルをの未来を考える
- 未来シナリオを作る
- 人生シュミレーションツールを開発する
- 最終成果報告会を開催する
また、8月は、26日〜28日がワークショップの予定になってます。
*
以上です。まとまりのない散漫な報告になってしまいました。。。
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