滋賀県、未来のわたしキセカエプロジェクト、怒濤の3日間の2日目ですよ〜!2日目は、30年後の新しいワークスタイル in 滋賀とキャラクターの設定まで。未来シナリオでキャラクター設定?と思う人もいますよね。詳しくご紹介します!
延長線上の未来 in 滋賀
本日は、前日に考えた「予測を超えた社会の変化」と「延長線上の未来 in 滋賀」を掛け合わせて、「新しいワークスタイルin滋賀」を作ります。「延長線上の未来 in 滋賀」は、初日のインプット「世界・日本・滋賀・働き方の過去・現在・未来」を基に、ハナラボスタッフがまとめたもの。滋賀で起こりうるだろう、未来の姿です。
- 工場の海外移転が進み、大企業での雇用が激減する。
- 大企業のリストラが進み、労働力が他県に流出する。
- テクノロジーの進化により労働時間が短縮され、余暇の充実を求める人が全国的に増えて滋賀に集まる。
- 子育てで仕事を中断しても、起業や仕事に復帰しやすい環境が整う。
- 労働力人口が減り、複数の仕事を掛け持ちする人が増える。女性、高齢者、外国人の雇用も増える。
- グローバル化が進み、場所に関係なくどの国の人とでも仕事ができるようになる。
- テクノロジーを集結した最先端の工場が生まれ、世界から注目される場所になる。
- 日本は世界一高齢化が進み、外国人ヘルパーに加え、介護ロボットなど新しい高齢者向けビジネスが生まれる。
8/8のキックオフで、滋賀県庁の小林さんから「琵琶湖は滋賀県の1/6の面積」という基本的なことから「滋賀県には余暇を楽しむ人が多い」という意外なことまでデータ中心にレクチャーしていただきました。特に学生たちに響いたのは、製造業が全国1位、男性の未婚率が全国で一番低い、女性の管理職が全国で一番少ない、「子どもができたら仕事を辞め、大きくなったら仕事を持つ方がよい」という考えの人が多いということでした。延長線上の未来には、学生たちが気になった要素をできるだけ盛り込むようにしました。
8つの「延長線上の未来」からグループごとに4つ選び、6つの「予測を超えた社会の変化」と掛け合わせて、どんな未来になるかブレストします。マトリックスの枠に付箋をどんどん貼っていきます。
枠で考えると発想が広がらないことから、枠を取り外して自由にアイデアを考えてもらうことにしました。連想するときは、枠がない方がよさそうですね。
キャラクターを考える
ある程度枠が埋まったところで、次はキャラクターの設定です。未来シナリオを描くとき、より具体的に描くために数人のキャラクターを設定します。今回は女子大生が多いこともあり、キャラクターは女性に絞り、サブキャラクターとして男性に登場してもらうことになりました。
- バリキャリ志向のA子さん
- マイペース型ゆるキャリ志向のB美さん
- 安定型ゆるキャリ志向のA美さん
- 専業主婦志向のB子さん
それぞれ、どんな定義かというと・・・
バリキャリ志向
やりたい仕事に常に全力を注ぎたい!
仕事求めるのは、やりがい。仕事が好きで、出世もしたい。
結婚して子どもが産まれたら、やりたい仕事を続けながら、家庭と両立させるつもり。
安定型ゆるキャリ志向
安定して長く働きたい!
仕事に求めるのは、ずっと長く安心して働けること。産休・育休の制度が整っている仕事がいい。
結婚して子どもが産まれたら、家庭重視だけど、仕事は時短で続けたい。
マイペース型ゆるキャリ志向
プライベートの状況によって、必要に応じて働きたい!
仕事に求めるのは、自分のペースで働けること。 子どもができるまでは楽しく働いて、子どもができたら一旦家庭に入りたい。
結婚して子どもが産まれたら、小さいうちは子育てに専念するため一度仕事をやめて、 子どもが手を離れたらまた仕事に復帰したい。
専業主婦志向
仕事より家庭第一!結婚したら家族のために家を守りたい。
仕事に求めるのは、子どもができるまで楽しく働けること。
結婚して子どもが産まれたら、仕事はやめて、家事と子育てに専念したい。
キャラクターの名前、住まい、経歴、趣味、価値観、両親の職業など、細かく設定します。ドラマのキャラクター設定と同じですね。想像を膨らませるのは女子大生の得意技。アイデアが次々と出てきます。男子学生はやや取り残され気味でしたが、まさに男女の違いを実感するよい機会になったようです。
最終的に、とてもリアルな滋賀の女子大生が4人誕生。キャラクターをチームごとに発表してもらい、振り返りシートを記入して終了です。この4人がどんな30年間を送るのか。明日は、シナリオを描いていきます。