今日は”creative confidence meets playful confidence”をテーマにした、トークセッションに参加しました。プレイフルラーニングで有名な上田信行先生がSONY Creative Centerの佐宗邦威さんに話を聞くというもの。デザイン思考とプレイフル思考についてトークセッションです。
私にとってはど真ん中のテーマで、共感しっぱなしでした。creative confidenceって日本語に訳すとなんだろう?感覚的には「創造できるという自信を持つこと」なんだと思います。「誰にでも創造する力があるけれど、それを発揮できていない人が多い。発揮するためには、失敗してもよい、何してもかまわない、そんな環境が必要だよね」という話から始まりました。これは、人の成長に必要な自律性と有能感を育むことにつながる話で、ハナラボが目指しているところでもあります。
科学者、技術者、アーティスト、デザイナーのマトリックスも興味深く、横軸となるのは客観主義と主観主義、縦軸となるのが問題解決とビジョン。科学者は「客観とビジョン」、技術者は「客観と問題解決、デザイナーは「主観と問題解決」、アーティストは「主観とビジョン」に位置づけられていました。これについては、同じ職業でも人によって立ち位置が違ったりするので、議論の余地があると思うのだけど、一般的にはこういう分け方になるんだろうなあ。ただ、結局は全部の要素が必要で、どこかに偏っているだけなのかもしれません。問題解決するにもビジョンは必要だし、主観だけでも客観だけでも足りないですよね。でも、「主観と客観を混ぜてしまうと、誰も満足しないものができちゃう」なんて話も参加者の方から出て、なるほどな〜と思いました。
ほかにも印象に残っている話はたくさんあるのですが(共感の話とか)、これ以上書くと長くなっちゃうので、この辺で。とにかく、とーっても面白いトークセッションでした。行ってよかったなあ。
個人的な話ですが、なぜ上田先生のセッションに参加しようと思ったのかというと、インターン生の一人が上田先生の本を読んで、いつも私が言ってることと同じことが書いてあると教えてくれたからなんです。今日はじめて上田先生にお会いして、ハナラボももっとプレイフルでありたいなと思いました!