こんにちは、学生記者のあいこです!9月1日(月)にEdit girls in Sakaeの第1回の活動が栄区役所でありました。
Edit girls in Sakae は女子大生が学生記者として栄区で活動されている女性にスポットをあて、取材を通して栄区のモノ・ヒト・コトの魅力を発信していく企画です。9月1日と8日の2回に分けて学生記者養成スクールが開催されました。 その第1回の模様をご報告したいと思います!
この日は以下のような流れで進みました。
- はじまりのあいさつ/自己紹介
- オリエンテーション
- インタビュー講座
- ライティング講座
- 振り返り
自己紹介は区役所の職員の方も一緒に、名前、大学、住まい、参加の理由、そして自分を表す3つのキーワードについて話しました。自分を表す3つのキーワードをすぐに考えるのは難しかったですが、それぞれの個性がよく分かる自己紹介になりました!
オリエンテーションでは代表の角さんからプロジェクトの趣旨や学生記者としての心構えについて改めて説明がありました。その後、アイスブレイク感覚で学生記者同士、「ハナラボから10の質問」について、考えたことを話す時間がありました。「失敗しそうなことはやらない方がいい?」「本当に『知る』ってどういうこと?」「やるからには自分たちだけでやり遂げなきゃいけない?」などについて、初対面の人たちばかりでしたが、お互いの意見を共有することでだいぶ打ち解けました。
そしていよいよ講座の時間です! まずはインタビュー講座です。以下が注意点です。
取材前は...
1.掲載される媒体/ターゲットを把握する
2.取材のテーマを確認する
3.取材先を探す
手順としては、「キーマンを探す→キーマンに取材先を紹介してもらう→紹介された人を調査→人選後、依頼→日時・場所調整」という流れです。
4.取材相手や周辺を調査する
もう既に取材を受け、記事も書かれたことのある方が取材相手になることはよくあることなので、内容がかぶらないように過去に取材された記事を探す必要があります。 団体のwebサイトをチェックするほか、最近はfacebookを活用している人も多いので本人や団体のページに行くなど、事前知識を得ます。
5.インタビューシートを用意する
必ず聞きたいことを質問事項としてまとめる、場合によっては事前に先方に送る、などいきなりインタビューに望むのではなく、事前準備をしっかりします。
取材中...
1.緊張をほぐす/取材の趣旨を伝える
2.見出しやタイトルを意識
3.取材相手と会話するように取材
4.要点はメモ/大切なことはその場で確認する
5.鍵となりそうな話を掘り下げる
6.最後に話し足りないことはないか確認する
こちらが緊張すると相手にも伝わってしまうので、あくまでも会話する感覚で相手の話や魅力を引き出します。間の手を入れる、「なぜ?」を忘れずに質問する、相手が大切にしていることを大切にする、など最後に相手に話しきった満足感を与えられるようなインタビューを心がけます。
次に学生記者3人1組になり、「インタビューする人」「インタビューされる人」「観察者」に分かれて15分×3のインタビューの練習をしました。 地元の高校生をターゲットに「先輩の大学生活を知ることで大学生になりたいと思ってもらう」という趣旨の記事を書くという設定です。どの程度メモをとるか、深掘りすべきポイントの見きわめ、時間配分など、最初だったので難しいことが多かったです。
インタビューの後は、タイトルと見出し3つを考え、自分がインタビューした相手について、全員の前で発表しました。一連の流れとして聞いていた話をポイントごとのまとめるのが思った以上に大変でした。どのような切り口でまとめるか、自分の判断によってその人の印象が変わってくるので、真剣に考えなければいけない一方で、表現の楽しさも感じました。また、ほかの学生記者の発表も聞いて、タイトルや見出しのつけ方の大事さも感じました。思わず「どういうことだろう?」と好奇心をくすぐられるようなキャッチーな見出しをつけると話を聞く心構えも変わってきます。
次に、区役所職員の方に20〜30分のインタビューをしました! 今回は学生記者がペアになり、1人がインタビュアー、1人がカメラマンとメモの補佐という役割で取材を進めました。 これから社会に出る女子大生に働くおもしろさを知ってもらう、というテーマの取材でした。
職員の方のお話は、純粋に興味深く、半分インタビューであることを忘れて聞きこんでしまいました(笑)インタビュー中も見出しや記事の方向性を意識しないと、話の聞き方がどうしても「浅く広く」になってしまうなぁというのが、今ふりかえって思うことです。この日は時間もおしていたので、家でこのインタビューを記事にまとめることになったのですが、まとめる段階になって「このことをもっと質問すれば良かった!」と後悔することがありました。ただ単に受け身で話を聞くのではなく、どういう話を聞きたいか自分の中で考え、その方向に誘導するような主体的な姿勢が必要だと感じました。
最後にライティング講座です!
1.できるだけその日にまとめる
当日のうちにまとめた方が記憶も新しく、感動などの熱も伝わる文章になります。
2.誰に何を伝えるか意識する
3.原稿の設計図を書く
箇条書き程度でも骨組みを先につくることで、原稿作成の時間短縮につながります。
4.まずは書き出す
どんな文章も書き出しは肝心ですが、最初からうまく書こうとせず、まず書き出すことが大事です。一段落200字、一文50〜80字が目安となります。言葉の補足、話を少しだけ盛る、話の順番を入れ替えるなどをして、文章に薄化粧をほどこします。
5.タイトル、見出しに時間をかける
見出しは27〜28字が必要な情報が全て入り、理想的な文字数と言われているそうです!抽象的なものにせず、その人らしさ表われるタイトルを考えます。
6.声に出して読む
書き出しやリズム感を大切にして、何度も読み直し、書き直します。でも勢いは失くさないようにすることが大切です!
振り返りの時間で一言ずつ感想を言い、紙に振り返りを書きました。次回の8日までに区役所職員の方のインタビュー記事を1500字でまとめてくることが宿題になりました。
初日から盛りだくさんの内容で、学ぶことの多い一日でした!