6月30日に大佛次郎記念館で各グループのアイデア発表のプレゼンを行いました。
5月に初めて顔合わせを行い、グループごとにミーティングを続けてきた私たちにとって、最初の一大イベントでした。
5月からという短い期間ではありますが、館内を見て回ったり、記念館周辺の山手の街でフィールドワークを行ったり、そして記念館や地域の方の話を伺うことで、山手の街と記念館の魅力、大佛次郎先生の作品や人柄についてたくさんのことを感じ取ることが出来ました。
私は正直あまり文学には興味がなく、大佛次郎という名前も聞いたことがなかったのですが、作品を読んだり、記念館の方から話を伺っていくうちに、気づいたら大佛先生とこの記念館への親しみと愛情が生まれていました(笑)
そこから得たものを手掛かりに、この大佛次郎記念館を活性化させるアイデアをグループに分かれて考えてきました。
私のグループは、大学1年から大学院2年とハナラボメンバーの中では年齢層が広く、文学に興味のない私とは反対に文学部に所属していたもこさん、大佛次郎とゆかりのある鎌倉の学校に通っていたまこちゃん、といろいろな視点から考えられるメンバーが揃っていたのですが、最初は難航してばかりでした。
いろいろな案が出てくるものの、私たちは資金的な面や現実的に可能かどうかを気にしてしまったり、商業的な企画を考えてしまったりと、アイデア発想の時点で考え方が固くなってしまっていました。
「面白そうだけど、いまいちワクワク感がないよね。」
「これやりたい!!!って自分で思えてないかも。」
プレゼンの日が迫ってきて焦りを感じつつも、納得のいくアイデアが思いつかずどんよりとした雰囲気に・・・。そんな時に角さんや浜島さんから「自分達が楽しいと思えるもの」「具体的に何をどう変えていきたいのか」というアドバイスをもらったことによって、一気に話が進んでいきました。
それまでのアイデアは地に足のついていないものが多く、なぜその企画をやりたいのか、誰に向けてやりたいのかが、いまいちはっきりしていなかったため、自分達の「これやりたい!!」という思いが欠けていたように思います。そこで、対象を自分たちの等身大である女子大生にして考えることにしました。すると、3人とも自分ごととして考えやすく、次々と意見が出てきました。
そこからは本当にあっという間!!!
2日連続で深夜ミーティングだったのですが、すごく意見が飛び交い、すぐにカタチになりました。もしかして深夜ミーティングだったからかもしれませんが(笑)
その出来たてホヤホヤのアイデアを持ってプレゼン準備のために集まった29日。
自分たちのアイデアを自分たちの想いと共に時間内に伝えることの難しさに、またまたどんよりとした雰囲気に・・・。今思い出しても笑ってしまうくらい憔悴していたと思います(笑)
そんな中たくさんの方に助けていただきながら、朝から終電まで取り組み、プレゼン当日も早朝から集まってなんとか間に合いました!!
今回のプレゼンは寸劇を使って行ったのですが、最初は寸劇をやると聞いて「えっ!!やだ。」と思っていました。
しかし、実際行ってみると寸劇でないと伝わらないことがたくさんあるなと実感しました。すごく達成感のあるプレゼンが出来たと思います。
その後のフィードバックではこの企画への率直な意見や面白い話をたくさん伺うことが出来ました。
時間があまりなかったので「もっと話を伺いたかったし、もっと伝えたかった!!」という思いもありますが、たくさんの方からフィードバックを頂いたことで、実施フェーズに向けて新しいアイデアがたくさん生まれました!!そしてより一層やる気に満ち溢れました!!
プレゼンを作ることで自分たちの頭の中も整理出来たように思います。そして、今までグループで動いていたためまったく知らなかった他のグループのアイデアについても知ることが出来ました。どれも本当にとても面白くて、プレゼンを見ながら「自分たちも頑張らなくちゃ!!」と、ますますやる気が湧いてきました。
30日は、すごく達成感が満ち溢れた充実した一日でしたが、本番はここからです。これからの実施フェーズは今までの何倍も大変だと思います。それでも、「楽しさ」と「ワクワク感」を忘れずに、たくさんの人を巻き込み、助けていただきながら「笑顔」で実現させていこうと思います!!
30日のプレゼンの後、「ハナラボって笑顔が溢れていて本当に素敵だな」と改めて思いつつ、私も笑顔になりました(照)
中間発表のプレゼンをやり遂げられたのも、周りで助けてくださったたくさんの方々のおかげです。本当にありがとうございました!!これからの実施フェーズでも、きっとたくさん助けていただきながら進んで行くことになると思いますが、精一杯楽しみながら頑張るのでよろしくお願いします。
スタートはこれから。
りょうこ